Room of Takahashy

2019年よりお引っ越し⇩

3rdアルバム『HOMMAGEオマージュ』に寄せて2

新しいアルバム『HOMMAGE (オマージュ)』が発売されてから4ヶ月が経ちました。まだまだほとんどの人の耳に届いていませんが、もし聴いたという方がいらっしゃればありがとうございます!


今回のアルバム『HOMMAGE』はフランソワーモとしては4枚目の音源作品になります(その内1枚は即興演奏を録音した別サイドのものなので今回のアルバムは3rdアルバムと呼んでいます)が、これ以前にも僕たちフランソワーモの2人は、メンバーや名義の違う形でいくつかの作品を製作してきました。

それらの作品は共通してライブで演奏してきた楽曲をメインに録音したもので、アレンジもほぼライブのままのものに少し音を足すというやり方で作られたものです。もちろんそれ以外の楽曲も含まれていますが、基本的にはライブで演奏してきた曲を録音するというのが今までのアルバムの作り方でした。前作の『NARA FRAN』もその1つです。


でも今回の『HOMMAGE』は今までとは違い、ライブで演奏してこなかった曲を録音するという方法をとってみました。

その方法自体は別に珍しくもなく一般的には普通のことなんですが、僕たちにとっては初めての試みで、以前から一度試してみたい方法でもあったんです。

ライブで演奏してこなかった曲を録音するということは、自由に色んな音をいくらでも入れられるということで、今までにはない発想の音作りができるからです。


今までの流れは、まず2人でそれぞれに曲を持ち寄ってスタジオに入り、演奏をしながら色々と練っていき楽曲を作るという感じで、まずはライブを想定したアレンジを考えるというものでした。

そのやり方だとアレンジはライブ用の「2人で演奏できるアレンジ」に限定されてしまうので、ある程度の制限ができ鳴らしたいけど鳴らせない音というのがいくらか出てきていました。

まあ、そういう制限の中で楽曲を作るとより実験的なアプローチになり、予想外の方向に曲が進むという利点もあったんですけどね。それに「鳴らせない音」も録音の時は鳴らすことができるので、多少むずかしくてもセッションからアレンジを考えて楽曲を作るというやり方をしてきました。

でも永く作り続けていくにつれ、段々と曲のアレンジがマンネリ化してきたように思い始め、ライブありきでアレンジを考えていくのには限界があるかなと思うようになりました。まだまだ新しい表現もあるとは思うのですが、それを引き出すキッカケが必要だと感じはじめたんです。


そこで今回のアルバムを作るにあたりまずは手順を変えてみる必要があると思い、以前から試してみたかった方法で録音しようと考えたんです。とにかくライブで演奏することを考えずに思いついた音を自由に録音していき、出来上がりのイメージもなくただ音を重ねていくというやり方です。

その結果、今まで以上に時間と音を重ねたアルバムになりました。

もくろみはなかなかうまくいったのではないかと思います。今までのフランソワーモとはまた違う面が表現できました。

一人でも多くの人にそれを確認してもらいたいので、一人でも多くの人に『HOMMAGE』を手にとってもらいたいです。

とにかく今はアルバムの曲をライブで表現するための練習に集中します。


まだ未聴という方がいればぜひお試しください!

https://kirakirarec.thebase.in/items/9336906


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3rdアルバム『HOMMAGEオマージュ』に寄せて

去年から製作に取りかかっていた音源がようやく完成しました。タイトルは『HOMMAGE(オマージュ)』。手間隙かけて作りました。
と言うと聞こえがいいのですが、単に迷走して時間がかかったというだけなんですけどね~。
まあとりあえず名盤です。自分たちにとっては。

長く音楽を続けていると色々と迷ったり立ち止まったりして「音楽とは何か」ということが分からなくなってしまうことがあります。

元々は多分一つの音で、そこからリズムになり複数で奏でるようになりそこに音階が加わって、そして音楽はできていったんだと思います。それを祭りや儀式で使って盛り上がっていたんだろうと。それが音楽なんだと思います。簡単に言うと。

ただそこから更に進化して増え続けていき、また同じように消え続けていきという繰り返しをし、細分化され、現代では音楽は膨大な消耗商品のようになっていきました。(あっ、これは全部自分の見解で正しいとか間違ってるとかは抜きで書いてます。)

で、長生きもすれば短命もあり、有名もあれば無名もあり、祭りや儀式で奏でるだけのものではなくなり、一つの巨大なビジネスになりました。

それは仕方のないことだと思いますが、ただこんなに音楽が溢れかえっている中で自分たちがそれを作り続けていくってどうしてなんだろうって考えてしまいます。

「音楽とは何か」って。「何のために」とか「意味あるのかな」とか。

それを考えるとよく分からなくなり、作り続けていくことに疑問さえわいてくることがあります。まあ長く続けているとそんな心境になるのは多分自分だけじゃないだろうなあとは思いますが。

それでも作り続けることをやめないのは、多分「ここまでやってきたから」という思いがあるからかもしれません。歳を重ねていきながら作り続けてきたという足跡。それがあるからこそこの先もやるしかないなあと思えるんです。

音源製作もその一つで、だから今回も新しいアルバムを作ることができました。


今までは何か新しい音楽、まだ誰も聴いたことがない音楽を作ろうとしてきました。また自分たちにはそれができるし、しなきゃいけないと思っていました。

でもいつも出来上がった音を聞くとさほど新しい音楽にはなってなくて、またいつもと同じような内容になったなあって思うことばかりでした。前作の「NARA FRAN」もそうでした。

そして前述したような疑問にぶち当たり迷ったりしてました。

だから今回は、もう何を作っても既存のものになるに決まってるなら自由に好きなように作ろうと思って録音に挑みました。

自分たちが今まで聴いてきた色々な先人たちの音楽に素直に浸り、そこから出てくるであろう馴染みのいい音を好きなように使って録音していこうと思いました。先人たちへの敬意を込めて。

そうすると不思議なことに今までの自分たちとは違う音が生まれてきて、結果的に自分たちにとって新しい音楽ができました。世の中的には既存の音楽かもしれませんが、いつもと同じような内容になったなあ、というアルバム製作後に感じていた思いは今回はなかったんです。

そうして出来上がったのが新しいアルバム「HOMMAGE (オマージュ)」です。

このアルバムは気持ちだけではなく製作行程もいつもとは違う方法で作りました。

その話はまた次回にしたいと思います。

長々となりましたが読んでくださりありがとうございました😃


録音中

最近の音楽活動は主に、いや、全く音源製作のみです。

自分たちでコツコツと作っているので時間がかかるかかる。

去年の6月に新しい音源のためにスタジオに入り、どんな曲を録音しようかと試しはじめました。そして8月頃から少しずつ録音しはじめ、合間にライブとか入れて、年内は断片的な録音で終わりました。

まあサクッと仕上げて今回はシンプルな音にするからすぐ出来上がるやろうと気楽に考えてました。

が、5月現在未だ録音中です。時間がかかるかかる。

とは言え、8割は録音を終えてますのであともう少しなんですが、今は仕上げ作業に難航してる訳です。

仕上がりを聴くとなんか違うとか思って、そもそも曲があかんのか、いやアレンジか、いやミックスか、いや全部かとかなって訳が分からなくなります。

音楽に限らず何かを作るということはそういうものなのかなとか思うようにし何とか続けています。

もし出来上がれば聴いてみたいなという人がいればご一報ください。

完成までもう少しです。


タカハシィ



久しぶりの

2ヵ月振りの更新です。

前回は新年のあいさつでしたが今回はもう春間近です!前の時に頻繁に更新するとか書きながらまた滞っていました。やれやれ。

近況としては年末にパリに行ってきたことと今現在録音作業中ということくらいです。

ってどちらもいいネタになりそう~。

でもとりあえず簡単にしときます。

パリには実はフランソワーモのファン(今は友人)がいまして、彼に会うために去年2016年12月に行ってきました。彼とは去年10月にfacebook で知り合ったのですが、そのきっかけがフランソワーモの音源をSpotify で聴いたという彼からのメッセージだったんです。

夢がありますね~。日本から遠く離れたフランスに住んでるパリジャンに僕たちの音楽が届いたんですから。これがSNS の醍醐味!

はじめはまさかと思いましたが、Messenger でやり取りをするにつれホントだと分かり、あれよあれよと言う間にフランスまで行ったという訳です。

そして今は音源を作っています。

急にはしょりましたが次は音源製作のことなどを書こうかな。

ではー。


タカハシィ

明けましておめでとう

新しくホームページを開いて1ヶ月ですが、操作の仕方がよくわからず四苦八苦しては何も更新しないという日々が続いてました。

せめてブログだけでもと今日また更新にチャレンジしてみましたがよく分からず、もっと簡単に作れるものに変えたろかとか思う中、何気にこのホームページ会社のサイトを見てみるとそこに「タブレット、スマホ用アプリ」というのがありました。もしやと思いインストールしてみると案の定すごくサクサクと分かりやすく更新できるようになりました!

逆ショック。

これって普通のことなんでしょうな。

僕は本当にこういうものに疎(うと)く、このホームページを開設するのにも2日かかりました。

と言うかそもそもこれはパソコンで作る用のホームページで、タブレットやスマホで作るのは無理みたいになってたんで(多分)、時間かかっても仕方ないなと思ってました。(ただタブレットでも作れてることには疑問を持ってましたが)

そんなこんなで四苦八苦しながら無理矢理タブレットで更新を試みていたわけです。

ここまでが言い訳と事実。

ところが前述の通りアプリを手に入れたわけですからもうこれは有利ですよ。今までの分を取り返すべくどんどん更新していきます。

そのためには更新するネタが必要になってくるので、必然的に何かをしなくてはいけないということになるわけです...。

これが難点なんです...。

でも今年は3枚目のアルバムを出しますし(ただいま録音中)僕たちが音楽を作りはじめて20年(10月で)という記念年ですし何かをやらないわけにはいかないでしょう。

ネタはあるわけです。

今年もよろしくお願いします。


タカハシ




夏目の命日

今からちょうど100年前に文豪、夏目漱石は亡くなりました。

なんて厳(おごそ)かな一文で書き始めましたが、別にそれに言及する訳ではなくただ単に100年前と今とでは随分と時代が変わったなと思っただけです。

とは言え、現在に生きながらこういうブログを書いたりだとかホームページを作成したりだとかに使用する機器に弱い人間もたくさんいると思うので(もちろん自分も含め)、それほど人間自体は変わってないのかなとも思います。

同じように作品を作るということもあり漱石は憧れの存在です。

今自分が割りと古風な人間であるのは、100年前の人間である漱石に憧れたからなのかなあとか思ったりします。

が、ではもし彼が現代の小説家で、スマホでLine とかインスタとかパチパチ手早くやってたとしたら、それに憧れて自分もホームページくらいサクサク作る人間になっていたのかと考えると、それは疑問です。

元々自分はこういう人間なのかも。

とりあえず今は、このブログを書くだけで小一時間ほどかかっています。もし今漱石が生きていたら同じようにブログの更新に小一時間ほどかかっていただろうと思いながら。

 

タカハシ