3rdアルバム『HOMMAGEオマージュ』に寄せて

去年から製作に取りかかっていた音源がようやく完成しました。タイトルは『HOMMAGE(オマージュ)』。手間隙かけて作りました。
と言うと聞こえがいいのですが、単に迷走して時間がかかったというだけなんですけどね~。
まあとりあえず名盤です。自分たちにとっては。

長く音楽を続けていると色々と迷ったり立ち止まったりして「音楽とは何か」ということが分からなくなってしまうことがあります。

元々は多分一つの音で、そこからリズムになり複数で奏でるようになりそこに音階が加わって、そして音楽はできていったんだと思います。それを祭りや儀式で使って盛り上がっていたんだろうと。それが音楽なんだと思います。簡単に言うと。

ただそこから更に進化して増え続けていき、また同じように消え続けていきという繰り返しをし、細分化され、現代では音楽は膨大な消耗商品のようになっていきました。(あっ、これは全部自分の見解で正しいとか間違ってるとかは抜きで書いてます。)

で、長生きもすれば短命もあり、有名もあれば無名もあり、祭りや儀式で奏でるだけのものではなくなり、一つの巨大なビジネスになりました。

それは仕方のないことだと思いますが、ただこんなに音楽が溢れかえっている中で自分たちがそれを作り続けていくってどうしてなんだろうって考えてしまいます。

「音楽とは何か」って。「何のために」とか「意味あるのかな」とか。

それを考えるとよく分からなくなり、作り続けていくことに疑問さえわいてくることがあります。まあ長く続けているとそんな心境になるのは多分自分だけじゃないだろうなあとは思いますが。

それでも作り続けることをやめないのは、多分「ここまでやってきたから」という思いがあるからかもしれません。歳を重ねていきながら作り続けてきたという足跡。それがあるからこそこの先もやるしかないなあと思えるんです。

音源製作もその一つで、だから今回も新しいアルバムを作ることができました。


今までは何か新しい音楽、まだ誰も聴いたことがない音楽を作ろうとしてきました。また自分たちにはそれができるし、しなきゃいけないと思っていました。

でもいつも出来上がった音を聞くとさほど新しい音楽にはなってなくて、またいつもと同じような内容になったなあって思うことばかりでした。前作の「NARA FRAN」もそうでした。

そして前述したような疑問にぶち当たり迷ったりしてました。

だから今回は、もう何を作っても既存のものになるに決まってるなら自由に好きなように作ろうと思って録音に挑みました。

自分たちが今まで聴いてきた色々な先人たちの音楽に素直に浸り、そこから出てくるであろう馴染みのいい音を好きなように使って録音していこうと思いました。先人たちへの敬意を込めて。

そうすると不思議なことに今までの自分たちとは違う音が生まれてきて、結果的に自分たちにとって新しい音楽ができました。世の中的には既存の音楽かもしれませんが、いつもと同じような内容になったなあ、というアルバム製作後に感じていた思いは今回はなかったんです。

そうして出来上がったのが新しいアルバム「HOMMAGE (オマージュ)」です。

このアルバムは気持ちだけではなく製作行程もいつもとは違う方法で作りました。

その話はまた次回にしたいと思います。

長々となりましたが読んでくださりありがとうございました😃